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2015.05.01article
サンフランシスコで飲むアイリッシュコーヒー
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サンフランシスコで飲むアイリッシュコーヒー



アイリッシュコーヒーの歴史は以前ご紹介しましたが(こちら)、そこに出てきたサンフランシスコにあるブエナ・ビスタ・カフェに訪れたTaroさんのお話です。








サンフランシスコで飲むアイリッシュコーヒー






[by Taro, 2007年7月]





アメリカ、カリフォルニア州のサンフランシスコに行く機会があり、アイリッシュコーヒーをアメリカに紹介したブエナ・ビスタ・カフェ (Buena Vista
Cafe) に寄ってみることにしました。ここは世界で一番アイリッシュコーヒーを売る店としても有名なので、興味があったところです。

ブエナ・ビスタ・カフェにはサンフランシスコ名物のケーブルカーが便利で、Powell-Hyde ラインの終着駅の目の前にあります。ここは観光地フィッシャーマンズ・ワーフから歩いてすぐのところにあり、湾の方を見るとゴールデンゲート・ブリッジも見える、とても景色のよいところです。










中に入るとお客さんのにぎやかな話し声で活気があります。ビートルズやシカゴのソフトなロックが流れていていい感じです。バーカウンターがあり一見アメリカン・バーのようです。細長いカフェの中は長いカウンターとテーブルで左右に分かれていたので、テーブルに座りました。テーブルの上にはアイリッシュコーヒーを勧めるメニューがあり、期待が膨らみます。食事もできるのでアメリカならではの大きなハンバーガーを食べました。








カウンターにはアイリッシュコーヒーのグラスが一列に並べられていていつでも作れるように準備されていました。オーダーされた数のグラスに角砂糖をパッパッと放り込んで、コーヒーとアイリッシュ・ウイスキーを手際よく注ぎ、最後にクリームを順番に注ぐという、ちょっとした早業。グラスが減ると、すぐに補充されます。








さて、目的のアイリッシュコーヒーです。メニューには$6.50 とあります。出てきたのはコーヒーとクリームがきれいに分かれている小さめのグラスに入ったかわいいアイリッシュコーヒー。でもその見た目に反して、ウイスキーはけっこう強め。でも、甘すぎないコーヒーの味とクリームのまろやかさがうまくマッチして、期待どおりの美味しさです。周りのお客さんもみなアイリッシュコーヒーを飲んでいました。








ほんとにアイリッシュコーヒーはアイルランドが発祥なのと疑う方も居られるでしょう。そこで、カフェの入り口にあったプレートをご紹介します。そこにはこう書かれていました。









America’s first Irish coffee
was made here in 1952
It was inspirationally invented
at Shannon airport by
Joe Sheridan
It was fortuitously introduced here by
Stan Delaplane
It was nurtured to a national institution by
Jack Koeppler

アメリカの最初のアイリッシュコーヒーは
1952年にここで作られた
それはジョー・シェリダンにより
シャノン空港でインスピレーションによって発明された
それはスタン・デラプレインにより
偶然ここに紹介された
それはジャック・コップラーにより
国民的名物に育てられた

シャノン空港はアイルランド西海岸にあるアメリカから来る飛行機のアイルランドへの玄関口で、ジョー・シェリダンとはアイルランドでアイリッシュコーヒーを創った、以前このサイトでも紹介されていた、空港のアイリッシュ・シェフです。

太陽の眩しいサンフランシスコにもアイリッシュの軌跡を発見できました。この後は、アイリッシュコーヒーのウイスキーでほろ酔い気分のまま、サンフランシスコの観光に繰出しました。











The Buena Vista Cafe : www.thebuenavista.com
Shannon International Airport : www.shannonairport.com
Irish Coffee Festival : www.irishcoffeefestival.com

INJ Web Site アイリッシュコーヒー – レシピと歴史










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