NEWS
CONTACT
NEWS
2017.05.15article
スケリッグ・マイケル
twitter
Facebook

世界遺産に1996年に登録された絶海の孤島、スケリッグ・マイケルの体験を さがーみ さんが紹介してくれました。2005年セント・パトリックス・デイ・パレード東京のサブテーマ、歴史文化遺産にちなんだ第2段です。

世界遺産に1996年に登録された絶海の孤島、スケリッグ・マイケルの体験を さがーみ さんが紹介してくれました。

Skellig Michael – スケリッグ・マイケル

[by さがーみ, 2005年3月]

 

2003年8月上旬、Ring of Kerry (リング・オブ・ケリー)にあるCaherciveen(カーシビーン)という小さい街のホステルに滞在し、Skellig Michael ボート・トリップに参加しました。

Caherciveenでは毎年8月のバンクホリデーの週に、The Caherciveen Celtic International Music Festival が行われます。私がちょうどこの街に着いた日、フェスティバルが行われていましたが、あいにくの雨で、あまり人はいませんでした。

ボートトリップはホステルでもツーリストオフィスでもアレンジしてくれます。ホステルのスタッフにお話しすると、「明日、朝9時にボートのオーナーが車で迎えに来ます。」と言われました。

次の日、アイリッシュタイムではなく、9時ちょうどに来てくれました。30分位走ると、Portmagee (ポートマギー)という小さい村に到着。ひっそりとした港の近くにお土産屋さんが1件、パブが1件。

私は、山の形をしていると登りたくなってしまう人間ですが、さらに、”lonely planet”に書いてある、「島に渡るのは荒れることもあり、上陸する島があるだけでトイレも雨をしのぐ所もありません。丈夫な靴を履いて、食べ物と飲み物を持参し、暖かい服装とボートの水しぶきで濡れないように防水用の何かを用意してください (“The crossing can be rough and there are no toilets or shelter, the only island you may land on. Bring stout shoes, something to eat and drink, warm clothing and something water-proof to protect you from the boat’s spray.”)」 という言葉に、行くしかない!という思いが強くなりました。

この島は標高217m、上陸するためのライセンス所有者(ライセンス取得は厳しいのでしょうね)のボートは19台しかなく、最大で12人乗りまでのボートでなければならず、一度に島に上陸できるのは250人までと決められています。もちろん、天気が悪ければ出航しません。上陸して2時間後にまた迎えに来てくれます。

10時出航。ボートのエンジン音に、期待でいっぱいになりました。前日の雨が嘘のように晴れ渡り、海面が輝いて、目が痛いほどでした。大西洋の波に揺られ、1時間半程の船旅でした。日本人は私だけで、フレンドリーなイタリア人、ドイツ人と一緒でした。”We are on the same boat.”(運命を共にする)という言葉の意味を実感しました。

費用は35ユーロで、Portmageeに戻り、ボートを降りる時に払います。お金はいつ払うのだろう?とひそかに思っていました。実は、前日にホステルでサンドウィッチを作ったにもかかわらず、キッチンに置いたまますっかり忘れ、持っていたものはコカコーラ・ライトだけという、ドジなことをしてしまいました(一緒にいた人には恥ずかしくて言えませんでした)。


カモメが飛来し、島が近くなってきました。最初に、Small Skellig が見えてきました。その島にはおびただしいほどのカモメが斜面を覆い、まるで雪が積もっているようでした。近づくと、鳴き声がうるさいほどでした。

ピラミッドのような形の島に上陸すると、手すりも柵もない、長くて急な階段を登って行きました。落ちたら絶対に助からないでしょう。「お子さんをお連れの方は目を離さないで下さい。」という看板がありました。一気に登るのはきついので、休みながら登りましたが、何度も、”Oh, my GOD !!”という声が聞こえてきました。


この島は、6世紀から13世紀まで、初期キリスト教修道士達が修行していた場所で、修道院、墓地が残っています。石が細かく積み上げられ、当時、すでにこんな技術があったのだ、と感動しました。今は無人島ですが、隔絶されたこの土地に、確かに人が生活していた痕跡がありました。人を寄せつけない雰囲気、砂岩の灰色と草の緑のコントラストが印象的でした。

島では有名なパフィン (ツノメドリ) には会えませんでしたが、アザラシに会いました。13時にボートが迎えに来て、なごり惜しみつつ、島をあとにしました。

 

アイルランド政府観光庁: www.ireland.com
Skellig Experience: http://www.skelligexperience.com
Diocese of Kerry: http://www.dioceseofkerry.ie
日本ユネスコ協会連盟: http://www.unesco.jp
UNESCO World Heritage Centre: http://whc.unesco.org
INJ Link ニューグレンジ
INJ Link モハーの断崖

BACK
 カテゴリ:記事